今日もぬりえ日和

趣味のぬりえの話を中心に、部屋の片付け奮闘記など

なんちゃってグリザイユ画法に挑戦

最近は実験ぽい塗りばかりやっております

今の職場に変わって、勤務時間通勤時間も増えて、落ち着いて趣味をする時間が減りまして、限られた時間で楽しんで、更に上達できる方法ってなんだろう?と考えた結果「上手く塗ることより、思いついた事を片っ端から試してみたらいいのでは」という結論になりました
挑戦ってパワーがいるのでやる気が出ない時はやりかけのゲーム進めれば良いかなと思ってるのですが幸いなことに全然ゲームが進みません、でもそろそろネタが尽きたような気もしなくもない…いやまだ苦手なものの克服が残ってるかな?とりあえずぬりえに飽きることはしばらくなさそう

で、今回の挑戦はなんちゃってグリザイユ画法

グリザイユ画法とは、グレイやセピアなどの単色の濃淡で色を塗り、その上から色を重ねる技法(デジタルの画法だと勘違いしてる人もいるらしいですが。元はアナログです)

こういうとなんか意識高く、格好いいことをやりだしたように見えますが、前に無印色鉛筆で使ってない色の傾向を考えたのですが、灰色系が全然使って無くて、下地に灰色系塗った上から色を重ねてくすんだ色中心のぬりえを塗ったらどうかとベタ塗りでやって放置されてるのですが、そのリベンジだったりして

前置きが長いので、そろそろ画像を…と、まずは顔以外を灰色系で塗ったのがこちら

灰色系ではあるのですが、無印良品色鉛筆の灰色系は26薄ねずみ色や42石色と黄みがかった灰色が複数あるので金も足して使ってます

使用色は無印の26薄ねずみ色、35ねずみ色、36灰色、37墨色、39金色、40銀色、41暗い灰色、42石色です

このままでもいい感じですが、こっから色を重ねます

使うのは安価な色鉛筆の中でも重ね塗りに強い三菱ポリカラー、で完成がこちら

髪の毛を濃いめに塗った上から明るい群青色を塗ったせいで髪の色が乗らずにビビりましたが、薄めに塗った服はしっかり色が乗ってくれました

まぁ下の無印を筆圧強めにガサガサ塗ったのも原因の一つですが(汗)

厚塗り向きの画法なのにいつもながらの淡い仕上がりになってしまいましたが、コレはこれで好きです

メリットとしては

全体の陰影だけをまとめて塗るので、光源がとっ散らからない

私みたいに塗ってるうちに光源の方向忘れちゃうバカには助かります

影色に悩まずに済む、統一感がでる。

下塗りに使う色は灰色に限りませんが、色を統一して濃淡で表現するものなので、各色、各パーツの影色を使い分ける必要が無い

予め陰影や全体に色が塗られているので、上から色を塗るのが楽。

正直上塗りは単色のベタ塗りでも良い感じになります、というか今回は上塗りは単色ベタ塗りのみ。

上から混色して色調整や更に深みを出したり、更に影色を足したりグラデーションして陰影を際立たせるのも良いですが、楽に仕上げられるのはちょっとうれしい

くすんだ落ち着いた色合いになる

影色統一なので混色程の深みは出ませんが、落ち着いた感じの仕上がりになります

色がくすむので明るい色合いには向いてないように思いますが、下塗りの色を調節すれば大丈夫な気もします

そういや前にも影色を紫統一(+ハイライト黄色)もやったけどくすんでは無いかな

デジタルの人はくすむからグリザイユ画法嫌いって人が多いらしいですが、グレーで塗って色調補正にという発想しかないからそうなるだけなのではと思ってしまいます

水彩等でやってる方だと、くすんで欲しくない所の下塗りにラベンダー加えたり、グレイ以外もよく使ってるので、こういう柔軟な色の扱い方はデジタルの人が苦手とする所なのかもしれません

ぬりえ初期の頃から塗り方調べるのにデジタルの塗り方講座を見ることが多いんですが、マニュアル化されてる印象が強くてでつまらなく感じてしまいます

まぁソフト高いし、眼が疲れるからやらないとは思いますが、あとやっぱり色鉛筆が大好きです!