今日もぬりえ日和

趣味のぬりえの話を中心に、部屋の片付け奮闘記など

大人の塗り絵を上達するために初心者の時からやって欲しい3つのこと

ぬりえって子供の頃のようにただひたすら塗るだけでも楽しいけど、上手くなりたいと思いだして、上手い人のぬりえを見て「こんな風に塗りたいなぁ」とか思い出すと、どうしていいのか分からなくなって途方にくれちゃったりするんですよね、私はそうでした

「色の選び方とか塗りのテクニックとか影の塗り方とかどうやって学べばいいの?
考えること多すぎて何から始めたら良いのかさっぱり分からない」

ネットで調べると丁寧なメイキングもたくさんあるんですが、そういうテクニックを実践出来るのはもっと先のお話

ぬりえに限らず、何事も最初の一歩が一番難しくて、とっかかりや行きたい方向が見えないまま続けても、いつまでも自分の目標にたどり着かないんですよね

北に行きたいのに逆さまの地図を見て、南に進んでたら目的地につかないのと同じです

今回はそのとっかかりのお話、この3つを意識して続けているとぬりえが楽しく上達出来るようになるはずです、その3つとは

1. 薄く塗って、重ね塗りを出来るようになる
2. 積極的に混色をする
3. 普段から光や影を意識して物を見て考える

一つ一つは簡単だけど、ちょっとざっくりしすぎなので、それぞれの効果を加えて説明していきますね

1の「薄く塗って重ね塗り」が出来るようになると塗りのテクニックを覚えられるようになります

色鉛筆の線が目立たないキレイな塗り方。グラデーションの仕方、重ね塗りの混色など、ここの記事を読んでる方が1番知りたいであろう塗りの基本技術は重ね塗りが出来ないと上手くできません

最初から薄塗りの人もいると思いますが、そういう方は第一関門突破と言うことで重ね塗りを覚えてどんどん技術を覚えていってください

たまに最初から力を入れて色鉛筆の線を目立たせながら1発で濃い色を塗ってる人でそれを「味」「私の個性」として薄塗りをする発想がないまま何年もぬりえやってて上手くならないと嘆いてる方をお見かけするので、最初はタッチの好みは考えず、薄塗りを覚えて下さい

2の「混色」を積極的にしていくと、色彩感覚が育って色の扱いや配色センスを磨けます

最初から思い通りの色を作るのは難しいかもしれないですが、色々試してるうちに色の違い、特に色み(色相)の違いが感覚で分かってくるので、色の選び方が分かりやすく、色の知識も理解しやすくなり、色彩センスを磨くための土台が出来ます
色に限らず、私にはセンスが無いと諦める人もいますが、そもそも磨く前の土台が出来てない事が多いんじゃないかなと思います

そもそもセンスって優れた感覚ではなく知識が物をいうものらしいので、知識を吸収出来るだけの下地が必要です

あと混色(重色)で作った色は複雑さや深みがあってぬりえのクオリティを上げてくれるので良いことづくめです

3の「意識して物を見る」は影塗れるようになる為、なのですが、光と影については難しすぎて、これだけで塗れるようになる訳では無いですが、意識してものを見る事、観察は道具もいらないし、何時でもどこでも出来ます

見て、いろんな事に気がついて、どうしてこうなるんだろう?と考えたりしてると、本やネット等で影の塗り方を調べて学ぶ事があってもも理解がしやすいし、他の方の作品を見て学ぶことも出来ます
いつもでもどこでも出来るので始めるのが早ければ早いほど観察に費やす時間に大きな差がでます

逆に影はぬりえが上手くなってから学ぼう、見本のマネしてたら塗れるようになるだろって思ってる人はそのまま5年10年経っても影を塗れるようにはならないだろうなぁとは思います

大人の塗り絵って毎日何時間も費やして何年も続ければ上手くなるって物ではなくて「3年以上毎日か週3つ位のペースでぬりえを完成させてSNSなどに上げてるけど、配色や表現の引き出しが少なくて、使える技術が少ない、毎度代わり映えがしない」って人はこの3つをおざなりにしてるか、気が付かないまま塗り続けてきたんじゃないかなと思います

混色の項目にも書いてますが、塗りのテクニックや色の使い方など、情報はあっても、それを吸収して自分のものにできる為の下地ができてなければ理解と実践ができないので、まずはその下地を作るのが大事です

これが出来れば、自分で試行錯誤したり、他の方が公開してるテクニックを取り込んだりして、いろんな表現を覚えていけると思います

次回はこの3つの基本について、それぞれ実践も踏まえて細かい説明をしていきたいと思います
まずは薄塗り、重ね塗りが出来たら出来るテクニックのお話と、色鉛筆の線が目立たないベタ塗りのしかた2種類とそれぞれの特徴と使い分けについて書けたらいいなぁ
混色に関しては以前に書いた記事があるのですが、分かりにくそうなので、そのうち書き直したいです

suzune86.hatenablog.com