今日もぬりえ日和

趣味のぬりえの話を中心に、部屋の片付け奮闘記など

ムダにならない色鉛筆の選び方

色鉛筆ってたくさんのメーカーやブランドがあって、他のぬりえブログさんを見てると何十種類もの色鉛筆セットを買ってレヴューしてる方なども見かけますね

まぁそういう方々はコレクター気質の方や色々試すのが好きって方で多数派ではないと思うのですが、ここでいくつか疑問が生まれます

色鉛筆ってセット一つだけで塗り続けちゃダメなの?

色んな種類の色鉛筆を買った方が良いの?

こんなに種類が沢山あったら、どれを選べばいいかわからない

色数が100以上ある色鉛筆も多いけど、そんなにいるの?

そんな疑問を持つ初心者さんも多いのではないかなぁと思います

色鉛筆って中身はどれも似たようなもの、ではなくてメーカーやブランドごとにそれぞれ特徴があるので、自分にあった色鉛筆を探して色んなブランドの色鉛筆を買うのもいいのですが、お金もかかるし、場所も取るし、使い切れない程の色鉛筆を持つのはちょっと…となる方も多いと思います

色鉛筆1本使い切るのに年単位の時間がかかると思うので、ガンガン消費して減らす事がとても大変なので、出来ればムダになるような買い方は私もあんまりしたくないです

今回は自分に必要な色鉛筆の見つけ方と自分の持つ色鉛筆の適量を見つけやすくなるコツについてのお話です

 

1.最初は1セットの色鉛筆を使い続けてみよう。

大人の塗り絵を始めた時、家にあった、あるいは子供が使っていた色鉛筆を使う、という場合以外は最初にセットの色鉛筆を買うと思います

最初に買った色鉛筆が使いづらいと感じなければ、まずはその色鉛筆を使い続けて、物足りないと感じた時に初めて新しい色鉛筆を検討してみてもいいと思います

その時、どこが物足りなかったのか、を考えることが大事

「やっぱりもっと色が欲しいよ」「芯がすぐ丸くなっちゃって細かい所が塗りにくい」「ガンガン重ね塗りしてたら、弾かれる感じになって塗れなくなっちゃう」とか不満点があるなら、まずはその不満を解消できる色鉛筆を探してみましょう

2.最初に買う色鉛筆のどんなのがいい?

家にある色鉛筆を使った場合や、大人の塗り絵を始めたいんだけど、どんな色鉛筆を買ったら良いのか分からない、そんな方もいらっしゃるかもしれませんね

そんな方に私が最初の色鉛筆としてオススメするとしたら「三菱色鉛筆の880級」です

単品バラでの入手しやすく、特にクセも無くスタンダードで使いやすいからです

家に色鉛筆がある場合、特に子供が使っていたものならば880がある場合が多いと思うので、足りない色をバラで買い足して36色セットにしちゃうのもいいです
私の最初がまさにこれでして、遠出しなくても36色全てバラで簡単に入手出来るのがとてもありがたいです

学校で使用するような定番の色鉛筆や絵の具は、値段に対して品質がとてもいいコスパが高い物が多いので、まずはそういうものを選ぶのがオススメです

ただ続けるか分からないし…と最初に100均の色鉛筆を買うのはやめた方がいいです
最初に使いにくいものを使うと、塗り絵そのものが楽しくなくなってきます
(…まぁ最初関係なくオススメしたくないですけど…うん)

逆に最初から1本300円位かそれ以上のの高級色鉛筆を買うのもおすすめしません
高級色鉛筆を使えば上手く塗れるようになるってのは無いし、特徴を見るにむしろ高級色鉛筆の良さは技術が身についてきた時に発揮するのもののようなので、最初から高価な物を使うのはもったいないです

3.セットの色鉛筆を買うなら色数はどれ位あった方がいい?

色鉛筆のセットって12色から120色などブランドによって色数の幅がとても広いのですが、どれ位が適量かは人によります

混色を一切せず、色を探して塗る人はどうしても色数が多く必要になります

ここでは色彩感覚を磨くために積極的に混色することをオススメしてるので、そんなに色数が多くなくても大丈夫だと思います

一見色が多いのは良いことに思えるのですが、色数が多いと、探すのが面倒だし、どうしても使い切れない色が出てきてムダが多いし、似た色を使い分けるの面倒だし、とあえて色数が多いセットを避ける人もいると思います…というか私です

とはいえ12色セットを選んでしまうと、微妙なニュアンスの色が作りにくくて、上級者じゃないと難しく感じるので、最初は36色セットを買うのがオススメです
大人の塗り絵で多用するような色って案外24色には入ってない事多いんですよね

4.セットを買うなら特徴で選ぼう、色が欲しいなら単品で買おう!

新しいセットを買おうと思うのは、自分の手持ちの色鉛筆に物足りなさを感じた頃でいいとお話しましたが

色鉛筆ってそれぞれに特徴があるので、塗りたいものに合わせて使い分ける為の特徴で選んだ何種類かの色鉛筆とこの色鉛筆でしか出来ない(しづらい)独特な色鉛筆を揃えておけば、、これで十分事足りるなってなることも多いと思います

私自身、持ってる色鉛筆の種類は10もないです         

三菱色鉛筆880 34色
無印良品色鉛筆60本セット
トンボNQ(1500) 36色セット
三菱ポリカラー 36色セット
クーピーペンシル(色鉛筆) 40色位
ポンキーペンシル 全13色
ミックス色鉛筆 10色セット
ステッドラーノリスアクェレル(水彩色鉛筆) 36色セット

他に単品で何本か持ってる物や100均で買った物(あんま使ってない)がある位です

この中でもポンキー、ミックスは唯一無二の代用が難しい色鉛筆、クーピーもこっちよりかな

自分の色鉛筆の基準の880

色の粒が大きくて可愛い色が揃った無印

硬くて細かい所に塗りやすい、色の粒が小さくきめ細やかに塗れる薄く優しい色のトンボ

濃く塗れて、重ね塗りが多くできるポリカラー

塗りたいものに合わせて使い分ければ大体の物は塗れるし自分はこれで充分!と思ってます
                                        
私は例えば880だけで塗るみたいな、ブランド縛りで塗る事が無いので、塗りたいもの、雰囲気に合わせて色鉛筆を使い分ければこれだけで困る事無いなと思ってます

セットで買う場合はどういう特徴の色鉛筆が欲しいかを考えて買うと、買ったけど使わない、使うタイミングが分からないなんてことは無くなると思います

とはいえ、特徴を理解するのが難しいと思うので色鉛筆の硬さや色の粒の大きさの違いでどう変わるかなどを次の記事に書く予定です

ただ、手持ちに渋い色が少ないし、こういう色が欲しいんだけど手持ちにないんだよなぁ…という時には画材店やネットなどで単品で買いましょう

ただ軸色や塗った色でも写真と実物とは違う事が多いので、試し塗りが出来ない状態で思った通りの色を入手するのはちょっと難しいかもしれないです

欲しい色によってはトンボの色辞典みたいなトーンで分類した色鉛筆の方が分かりやすいかもしれないですね

5.セットを買う前に単品で数本買うのもオススメ

ネットで色々レビューや比較記事を見たりして決めてもいいのですが、買ったら思ったのと違ったとなるのも悲しいので単品購入が出来るものは1から2本買ってお試しするのも手です

買う色は、後でセット購入した場合にかぶるので1番減る色や、他のブランドに入ってない欲しい色などを選んでも良さそうです

6.ネットのレビューを参考にするためのポイント

近くに画材店があるならそこで探すのも手だと思うんですが、ネットでレビューをしてるブログを参考にして探す事も多いと思います

ただ、正直色鉛筆に対する感じ方って人によってかなり違うんです
自分が柔らかいと思ってる色鉛筆を硬いと言ってる人がいて驚いたりとかたまにある

その人の持ってる色鉛筆を基準にした相対評価になるので人によって感想がバラバラになりがち

とはいえ、参考にしやすいブログ等の見つけ方はあります
それは「塗りがとても上手く」で色んな色鉛筆などの画材を試してる方のブログを見つけることです

様々な色鉛筆の特徴を理解して、それを活かした使い方ができる人のレビューが一番信用しやすいし、知りたいことが分かりやすいです

その色鉛筆縛りで塗ったぬりえを紹介したり、硬さや色の粒の大きさ、ムラの出来やすさや他のブランドとの組み合わせやすさなど細かい事まで語っている方とか凄く助かります

逆に雑なベタ塗りばっかりで使える技術少ない、混色とかしてる気配が無い人とかは、使いこなせてない人が多いので

色見本を作って「可愛い色が多いな」とか「なんかキレイに色が出にくい気がする」とか感覚的なふわっとした事しか言えないので参考にならないので話半分に聞いたほうがいいと思います

 

自分の使ってる色鉛筆の紹介とか、色鉛筆を選ぶための特徴を知るための知識のお話などはまた次回に

大人の塗り絵って集めるのが好きな人も多いので、一見お金のかかる趣味に見えるんですが

正直、色鉛筆や絵の具などの画材もぬりえ本も使い切るのに時間がかかるので、本当はあまりたくさん物を買う必要がない、お金のかからない趣味です

色鉛筆も絵の具も1本を使い切るのに1年以上かかるのが普通ですし

ぬりえ本も書店の大きくてページ数が多いものだと1冊を塗り続けても1年位かかることもあります

最初に色鉛筆36色、ぬりえ本1冊(100均もバラエティ豊かでオススメ)があれば、それだけでも長く遊べますので、趣味にあまりお金をかけたくない人にもオススメです