今日もぬりえ日和

趣味のぬりえの話を中心に、部屋の片付け奮闘記など

色鉛筆の混色(重色)は薄い色から塗るってホント?

混色実践編の記事を書きながら色々検索してたら「重ね塗りで色を作るときはまず最初に薄い色をのせます」という説明をしてるサイトを複数見かけまして

とてもしっかりした講座サイトさんばかりで正しいんだと思うけど、自分の経験からしたらめちゃくちゃ納得いかない!それやって何十回と失敗して来たんですけど私!

それなら、と類似色同士と青と黄色などの色相が大きく違う色同士、それぞれで私なりに色々と考えてみました

まずは類似色で薄い色を先に塗った時について

私が何度も繰り返してしまった失敗が、濃い色を塗りたいのに、濃くなり過ぎるのを恐れて塗りたい色より1段階明るい薄い色を選んで、全然濃くならない事

プリキュアの髪とか結構濃いめのピンクが多いのだけど、失敗を恐れて最初に薄紅色等を入れていまい、上から紅色や赤紫を重ねても全然濃くならず心が折れてそのまま完成させてしまう、その失敗を何十回レベルでやらかしてます

あまりにも同じ失敗をしたおかげで、最近はこれを逆手に取って、立体感を出す為明るい所を塗り分ける時、明るくしたい所に先に明るい色を塗っておくようにしてます、塗り残すの大変だし、先に明るい色を塗ると塗り分けしなくても色の差がでて楽なのです

でもよく考えたら、これって色鉛筆にもよるかもしれません

ぬりえブロガーさんのレヴューなどで良点として「薄い色の上に濃い色を乗せても色が乗ってくれる」事をあげてるのを見たことあるので、薄い色から濃い色の重ね塗りが苦手な色鉛筆が多い可能性がありそうですね。特に安価な色鉛筆だと薄い色から濃い色の重ね塗りは避けるのが無難かもしれません

次は黄色と青など色相の離れた色で混色する場合

この間、山吹色、黄色、レモン色に青を加えて色を作って比較したのですが、青の上から黄色を塗ったので、黄色系を先にしっかり塗ってから青を塗る、薄く黄色塗って青を塗ってを繰り返すの両方を試してみました

ちなみに青から黄色の重ね塗りはこんな感じ

↑重ね塗り後、↓重ね塗り前(三菱ポリカラーの青、山吹色、黄色、レモン色を使用)

まずはしっかり黄色系を塗ってから青を塗った場合

下の黄色が思いっきり青に負けて、青みが強すぎて青緑になります。しっかり青を塗ったら完全に黄色が死ぬので青の塗りが雑になってます

青が強すぎて黄色の色味の違いもわかりません

次は黄色と青を薄く交互に

…実はこれ途中で心折れて完成すらしなかったんです、大きく異なる色の重ね塗りって実はとても難しいんです

下の色をムラを無くきれいに塗らないと、最後まで目立つムラが残るのです

重ね塗りの重色は一番最初に塗った色に一番影響されるので最初にムラになって均一に色が乗ってない所があって、そのまま次の色を乗せるとそれぞれ違う下の色に影響される色になるのでムラやまだらな印象になってしまいます、もちろん最初の1回以外もキレイに塗らないとムラになるので、それを薄く何度もしなければいけないので相当難しいです

類似色だとほとんど気にならないんですけどね

それが出来たとしても黄色が青に負けるので、青に対して黄色を複数回重ねないと緑にならないです

ポリクロモスやカリスマカラーなど高級色鉛筆を使うなら別ですが安価な色鉛筆を使うなら濃い色を先に塗る方がいいなかなとやっぱり自分は思います

薄い色を先に塗るのが基本とおっしゃてたサイトさんは理由として先に濃い色を塗ると修正が難しいからと書いていたので、たしかにそれも正しいとは思うので、修正がしやすい、イメージした色を出しやすい方と自分のやりやすい順番でいいかなと思います

一番重要なのは、色鉛筆の混色(重色)は一番下に塗った色の影響が最後まで残るということ

黄色と青や赤などは下地の黄色が負けてしまいますが、基本的に1番最初の色が最終的な色に1番影響するので、より強くだしたい色味や濃さに合わせて色を選ぶ必要があるということです

黄色と青や赤みたいなこともあるし、相性もあると思うので、ここらへんは色々試してるみるのが一番だと思います

次回は「色相環を見ると重ねる色の組み合わせが分かりやすいよ」の回です

自分は最近気が付きました。もっと早くに知りたかったよ!