今日もぬりえ日和

趣味のぬりえの話を中心に、部屋の片付け奮闘記など

サクラマット水彩12色にレモン色が入っているのはなんで?

サクラマット水彩の12色セットって、色鉛筆の12色に比べるとちょっと不思議な色の組み合わせ
色鉛筆なら36セットにしか入っていないレモン色が入ってるのなんでだろう?って考えて「青や緑と混色する為じゃないかな」と気づいて、桃色じゃなく朱色が入ってる事にめちゃくちゃ納得しました。よく考えられてるなぁ

色鉛筆だとあまり気にならないけど、色相環上で離れた色、色味が大分違う色同士を混ぜると濁りやすいらしいです
昔アクリル絵の具を調色してた時は考えてなかったけど、言われてみると紫とか鮮やかでない落ち着いた色になってた、今思えばそういう事だったのか、なるほど!

で、色相環の色って少しづつ色味の割合が変わりながら次の色になっていきます、例えば赤だと橙に変わっていく段階で赤70%、橙30%から赤60%、橙40%みたいな感じに。
ということは、だいだいを作る組み合わせは黄色と赤だけど、黄色100%、赤100%の色を混ぜるより、赤50%橙50%の色と橙50%黄50%の色を混ぜた方が鮮やかなオレンジになるって事
割合は違うけど色鉛筆で言うと黄色と赤より、”赤みの黄色”の山吹色と”黄みの赤”の朱色を混ぜた方が鮮やかだよって話です

だから朱色があると暖色が作りやすい!最初からオレンジの絵の具変えば良くね?という人もいるだろうけど、オレンジより朱色の方が混色で作れる色の幅が大きいと思うので、オレンジ好きの私でも、絵の具なら朱色の方があると嬉しいです

ちなみに学童用定番の座を二分する「ぺんてるF水彩」には12色にオレンジが入ってます
F水彩には桃色も入ってるんですが、自分は橙が入ったピンクが好きで、白と赤にオレンジ混ぜてピンク作ってた人なので、桃色の絵の具はいらないので、12色のセレクトはサクラさんがめちゃ好みです、ぺんてるさんの12色はそのまま使いたい色集めましたって感じ

で、問題のレモン色ですが、少し緑がはいった黄色です
ということは緑や青にレモン色を混ぜると黄色より鮮やかな黄緑や緑になります
あと馴染みのないカタカナ名の「セルリアンブルー」は少し緑のはいった青なので、レモン×セルリアンブルーで鮮やかな緑が作れます

サクラもぺんてるも学童用の水彩絵の具は実は不透明絵の具で透明水彩より濁りやすいのでこういう工夫ありがたいです

ちなみにサクラマット水彩12色にはもう一個種類があってこっちにはうすだいだいの代わりに黄土色、セルリアンブルーの代わりに藍色が入ってます。青緑好きとしてはセルリアンブルーは必要だし好きだけど、藍色欲しいなぁ…青紫がないから藍色作るのめっちゃ大変そうだし、バラで売ってるか探してみたい

私は12ml入りのポリチューブを買ったんですが、実は5mlのラミネートチューブタイプもあると買ってから知りました
定価だと5mlチューブ24色と12mlチューブ12色とさほど値段が変わらず、12mをl使い切れる気がしないのでこっち買えば良かったなぁと思ったけど、買ってしまったので混色でガンガン色作って使い倒すしかないですね
というわけで混色を試した記事も一緒に書こうと思ったんですが、思った以上に長くなったので記事を分けます