今日もぬりえ日和

趣味のぬりえの話を中心に、部屋の片付け奮闘記など

模写って線を写そうとしない方が似ると思った話

イラスト模写が苦手です、似ないし

髪の毛の線とか、元の絵と同じ曲線を同じ間隔で描き写すこと事に何の意味があるのか、マジめんどくさい、そう思ってました

実際色々調べた所、手本の絵の線をそっくりに描き写す事にさほど意味はないようです。そもそもお手本の絵をそっくりに描き写す事自体が模写の神髄でも練習法として大事な事でも無いようです、むしろ間違った模写の練習法だそうです

 

模写の神髄は「観察」、お手本の絵を描き写しながら、作者の考え方、絵を魅力的にするためのその方のこだわりなどを学び取る事

なんでここはこう描くのか、なぜこの線を引いたのか、この絵の説得力や魅力の秘密って何?と考えながら自分の糧にしていくのが本当の模写のようで

だったら線を写そうどころか、似せることも考えず、輪郭線の形、パーツの大きさと位置、比率などに重点を置いて模写した方がいいのでは、と描いてみたら以前よりぐっとお手本の絵に似て驚きました、むしろ似せようと思わないほうが似るって凄くない?

模写で大事なのは線単位で写そうというミクロ、小さな部分にこだわった視点よりも、一歩引いて、輪郭、パーツの位置や大きさ、比率などに重点を置くマクロ、一歩引いて全体を見る視点の方が圧倒的に大事

今の段階の自分は描くことですら戸惑いまくりな状態なので、魅力や考え方がどうなんて読み取るのは難しいので、描き写しながら違和感あるなぁ、と思ったら手本と比べて考えて、ここが違うのかと分かったら修正を繰り返してました

違和感の理由を発見するために結構役立ったのが、指定規と何も書かれてない余白の形。

比率とかパーツのサイズとかの違いを見るのに指を定規代わりにあてて測ったり、余白って普通に絵を見るときには気にしないものだけど、余白って多くの場合輪郭線と輪郭線の間なんで、ここの形が違うということは輪郭線が違うということで修正がしやすくなります

そうして描き写し、違和感探し、修正を繰り返してくると色々気づくことが多くて、「これはこうなってるのか」という絵についての理解だけでなく、ついやってしまう自分の癖(私の場合は目が大きくなりがち、顔の輪郭はほぼ合いがちなのに首の長さがずれがち)や頭と手の認識のずれ(見てこういう線だと分かってるはずなのに、何故か自分が描いた線が角度とか全然違う)など、こういう気づきをきちんと受け止め、考えて学びになって、絵の上達につながっていくんだろうな

とはいえ、違和感の理由が分からない事もちょいちょいあるし、大して時間もかからないのに、1つ描いたら次の模写するのが面倒くさくなり、もたもたして時間を浪費してしまいがちで、模写が好きになったとはいいがたいです

嫌いな練習を無理にしてもしんどい、なら効率的に出来るように工夫するべきかなと色々考えてはいます

休日でも出勤日でも1日に1つする模写は1つ、多くて2つにする。

前日に明日模写する絵を決めておく

模写で学ぶテーマを決めて、それにあった見本を選んでおく

落書きをして、絵描きをたのしむ、自分の課題を考えたり、模写の成果を活かす

まだ苦にならない方の練習(自分的にはデッサン等)と併用する

あと、効果的な模写の仕方として、見本のあたりを取ってみる、描き写しながら、立体的に想像しながら描く、見えない所も想像して描くというのもあったので、これは自分なら出来そうだし、積極的に取り入れたいな(といいつつ顔の描き方知るのに精一杯)

普段、塗り絵を塗るときに線画を頭の中で立体にしてから影やハイライトを考えるので自分的にはそこは苦にならないので

塗り絵も大好きですが、塗り絵だけじゃできない塗りもあるし、オタクなので好きなキャラを描いてみたいし、少しづつでも楽しみながら上達していければとは思ってます